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  • 執筆者の写真山田

保養所バリアフリー化




山中湖エリアにある会社関連施設の保養所をバリアフリー化しました。

今後も改良予定ではありますが、幾つかご紹介させていただきます。







入口はまだ手を付けていませんがこんな状態。

一応元々スロープ状になっているのですが、最初に2段の段差があるのと傾斜も少しキツめでスロープまでの路面が悪いです。

将来的に段差解消機を設置する予定。

現状は車椅子の場合、テニスコートから出入りしています。

















割と難題だったのが玄関ポーチ。

円形の上がり框なんですけど矢印のように柱があります。

スポーツタイプの車椅子ならギリギリ通れるのですが、狭いし内側を通ると脱輪の危険があります。

















そこで写真のように斜めにスロープを設ける事により通路の幅を確保しました。








またスロープを上がったところを土足スペースにし、壁にシューズラックを設けました。












テニスコートと屋外ウッドデッキテラスの段差に、ウッドデッキのスロープを設置しました。





















一階・二階共2つずつベッドルームがあり、共用のバスルームが一箇所ずつ。

一階玄関前にも共用のトイレが一つあり、その他に2階に和室があります。和室にもトイレ、バスルームがあります。

まず一階を車椅子でも使いやすくする為に、写真のように一階のベッドルーム2箇所の開口を引き戸にしました。

















バスルームは鍵付きの折れ戸にして、洗面脱衣室とトイレを一室にまとめることで車椅子でも使いやすくなるように計画しました。






















玄関前共用トイレは折れ戸にしました。

元々結構広いので一応車椅子で回転もできます。











共用トイレ前の納戸を利用してホームエレベーターを設置しました。

まるでこのためにあったかのようにぴったりハマりました。































2階エレベーター降りて右側の和室は、入口を後退させてスロープを設置しました。











エレベーター降りて左側は段差のある橋があり、橋を渡ると2階の居室があります。

居室は1階・2階共に2ベッドルーム。

車椅子の場合1階のベッドルームを使えば事足りるので、この橋を渡る必要はありませんが、実は手すりがあるので上半身が利く人なら車椅子でも行き来できます。





キッチンは元々間口が狭いのですが、写真のように冷蔵庫が出っ張っているため車椅子では出入りできませんでした。

冷蔵庫の奥行きは通常60〜70センチくらいなのですが、50センチ位のスペースしかないためどうしても飛び出してしまいます。

「薄型冷蔵庫」で調べると2000年代前半に2機種発売していたようなのでオークションで探しました。

写真のようにピッタリ収まり、キッチン冷蔵庫共に車椅子でも利用できるようになりました。










7フィートのビリヤード台。

通常のビリヤード台は石が入っていて300キロ位の重量があるのですが、これは組立て式のおもちゃのようなもの。

それでも玉の大きさも一緒だし十分楽しめます。

ちなみに通常のサイズは9フィートです。






プロジェクターを設置。

子供達にも喜ばれます。











リビングにはスピーカーと暖炉使用時用に換気扇を設置。











屋外デッキテラスにも屋外用スピーカーを設置。












プロジェクター&ビリヤードコーナー、リビング、屋外3箇所のスピーカーをスプリッターで制御できます。




















ミキサーやマイクもあるのでアコースティックライブくらいならすぐにできます。










最後にオープニングパーティーの様子です。















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