最終更新: 7分前
H.C.R福祉機器展2017に行って来ました。
今年はあまりフレッシュなものは見かけなかった印象ですが、いくつか書いておこうと思います。
途中までしか聞かなかったのであまり詳しい内容は理解していませんが、装具と車椅子がセットになった製品。
映像では完全麻痺の脊損患者が装具と両手に杖で歩行していました。
と言っても日常生活レベルではないですが、将来再生医療が実用化した時などのリハビリ用として考えてるようです。
製品のデザインも良かったです。
TiLiteの車椅子
僕のクシャール製の車椅子と同じ構造でフレームの径が太いシングルチューブ。
僕はシングルチューブが好きなのでクシャールすごく気に入ってるのですが、パーツを買う時など毎回代理店の対応が遅過ぎることに不満を感じています。
TiLiteは吉祥寺に全種類のパーツ取り揃えたショップもあるので安心感ありますね。
チタン製長持ちしそうだし、将来買い換える時の有力候補になりました。
試乗してみて驚いたのは座面が高いこと。
僕のクシャールも自宅用のOXに比べてかなり高いのですが、それ以上でした。
もちろん購入する時にカスタマイズできます。
WHILLの新しいモデル
前のモデルよりもスッキリしてカッコよくなりましたね。
乗ったことないので興味あったのですが、ブースが混んでたので乗りませんでした。
これ3つくらいにバラせてセダンのトランクにも入るそうです。
結構重いので難しいと思いますが、自分で車載できたらいいですよね。
価格が45万円とこの手の製品にしては意外と安い事に驚きました。
確か最初のモデル100万位したと思います。
電動アシストのスマートドライブ
去年のブログに書きましたが、今年の一月からレンタルを始めるという話があって楽しみにしていたのですが、結局始まらず。
今年聞いてみると「無理ですね」て笑ってました。
最初の導入費用がないようです。
どの程度の坂登れるかとか試してみたかったのに残念。
いい製品だと思いますが60万は高過ぎますね。。
わずかな人しか使えないのはもったいないですね。
バリライトの代理店、ユーキトレーディングのブースで見かけた車椅子に取り付けられる製品。
先のアタッチメントを変えたらカメラやタブレットなど色々取り付けられるそうです。
言語障害がある方なんかにはタブレットつけられると便利ですよね。
車椅子のまま上がれる階段昇降機
値段聞かなかったけどこういうのすごく高いんですよね。
オフィス清水のブース
今年はベンツとアルファードでした。
これくらい座面が高い車だったらシートが降りてくると便利かもしれませんね。
シートが動くスピード見ればよかった。
あんまり遅いとイライラしそうですね。
KIVIの手動運転装置色々
ステアリングの向こう側に輪っかが付いてるタイプのやつが良さそうでした。
僕知らなかったんですけどKIVIとかって電子制御なんですね。
一般的な手動運転装置はワイヤーで引っ張ったりする機械式。
電子制御だと例えば痙性などで誤ってアクセルペダルを踏んでも大丈夫だし、ボタン一つで手動装置をオフにして普通の車として運転する事も可能だそうです。
片手運転もしやすそうだしちょっと気になっちゃいました。
最後の1枚が開き戸になっている3枚扉
よくある半間×1間の広さのトイレでも車椅子から移乗しやすかったり、介助者がいる場合も便利ですね。
移乗した後、車椅子を外に出せば扉を閉めて使用できます。
車椅子から移乗した後、前面が閉まってバスタブになります
頸損の方とかに良さそうですね。
省スペースのトイレ、シャワー。
一般的な病室のサイズに合わせて設計されているようです。
これならホテルなんかでも省スペースでバリアフリールームができますね。
僕なんかはこんな部屋で十分です。
TOTOの製品
脊損だと顔を洗うために前かがみになる時、肘の辺りで上半身を支えるので角が痛かったりします。
この製品のように丸みが付いていると、使いやすそうですね。
コーナー用の方も省スペースだしアプローチもしやすそう。
積水の介護・自立設備のwells
左が自動で洗面台が上下する物で30万円位。
右が手動で15万円位でした。
手動といってもカバーを外して高さを調整できるというもので、その都度高さを変える感じではありません。
他メーカーと比べて比較的価格が安いように感じました。
肘や腕が痛くならないようゴムのような素材が付いていました。
ただこのゴムの部分がピンクのみというのがちょっと残念でした。
リクシルの洗面化粧台
メーカーによってそれぞれのカラーがありますね。
顔を洗うシュミレーションした感じだと、個人的にはTOTOか積水の自動が使いやすそうでした。
L字の引き戸
要介護者の部屋にトイレを増設する場合などに良さそうですね。
毎回同じような感想になりますが、企業側が病院などの施設を対象に考えているものが多いため、一般的な家庭向けとしてはどうしても高額な物ばかりですね。
もう少し安くなりそうなもの多い気がしますけどね。
例えばちょっと前、保養所の上がり框に段差解消機の設置を検討した時に3社くらいに連絡してざっくりした金額を聞いた時、会社によって50万〜200万円の開きがありました。
結構いい加減な気もしてしまいますよね。
その点、今回のWHILLなんかは企業努力を感じました。
あと今回省スペースの製品をいくつか見かけましたが、日本の環境を考えると今後活躍しそうですね。
車なんかは毎回各メーカーさんが広いブースに福祉車両を展示してますが、後ろにスロープや降りてくるシートや車椅子を格納する製品など何年も変化があまりなく、同じような印象でした。
自分だったら何が欲しいかな、と考えてみたのですが、
昔このブログにも書いたKenguruみたいな商品あるといいですね。
近場に買い物行く時なんかに車椅子のまま乗って、そのまま運転できる1人用の車あったらいいですよね?
これだったらこの画像のように車椅子用駐車場じゃなくても使えるし。
おそらく日本では色々問題あるんでしょうけど、こんな感じの製品があったら魅力を感じます。
H.C.R.福祉機器展、今年はこんな感じでした。 また来年行きたいと思います。
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